0g+アイデア│presents  DE/construct: Updating Modernism

昨年末、阿木譲が10年ぶりに刊行した紙媒体として話題のアートジン『0g』(edition.nord)の第2号発売および、雑誌『アイデア』(No.363)の特集「阿木譲のエディトリアル・デザイン」を記念して開催される、展示、レクチャー&トーク、上映&ライブ&DJイベントからなる複合プログラム。伝説の雑誌『ロック・マガジン』から、『EGO』、『infra』、『BIT』、『0g』といった編集/出版活動、日本で初めてのインディペンデント・レーベルVanity Recordsの運営をはじめとしたプロデュース活動、Mathematic Modern(M2)、café blue、nu thingsというクラブのオーガナイズそして自身のDJ/bricolage……。文化的・歴史的・思想的なレベルにまで深化された独自の解析作業によって、その時代の先端的な音楽を挑発的に解き放ってきた阿木譲。1970年代から現在に至るまで、終わりなき進化を続けるその驚異的な活動の全貌がいま明らかに!

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Exhibition Cabinet of Sound: Editorial Design of AGI Yuzuru

NaDiff modern
渋谷区道玄坂2-24-1BunkamuraB1│Tel. 03-3477-9134 / Fax. 03-3477-9138│www.nadiff.com / NADiff event ページ

『アイデア』特集のために集められた、『ロック・マガジン』をはじめとする阿木譲の著作、Vanity Recordsの全カタログを中心に、阿木が取材中に入手したファンジンやポスター、ミュージシャンへの貴重なインタビュー映像[ダイジェスト]などをあわせて紹介。さまざまな資料によって、阿木譲の活動の全貌へと迫る稀有な機会。

NADiff modern にて、『0g_02』が先行発売され、再版される『0g_01』も都内限定販売されます。

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今回初展示される貴重な取材資料の一部

Lecture & Sound Talk Decode, abstract, evocation

トークの予約はこちらから > modern@nadiff.com

阿木譲が提起した「Contemporary modern music」は、クラブnu thingsの設立時に表明された「70年代音楽から先端音楽まで、現代音楽からロック、クラブミュージック、エレクトロニックなどなど、すべての音楽をもういちどアートとしてとらえる」を受け継いでいるコンセプト。美術と音楽の双方のジャンルを視野に入れ、具体的な事例や音源の紹介を交えたレクチャーとトークによって、現在の先端音楽から全音楽史を俯瞰する「Contemporary modern music」の射程を浮かび上がらせる。

構成(予定)
Lecture 1「Minimal/Techno」梅津元[埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学]
Lecture 2「Contemporary modern music」阿木譲[音楽評論家/プロデューサー]
Sound Talk「Decode, abstract, evocation」阿木譲+梅津元
ゲスト:
室賀清徳[『アイデア』編集長]
秋山伸[グラフィック・デザイナー/edition.nord]

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Video Talk & Live & DJ/bricolage 0g night: Do Bloom in the Silence|4月19日[土]SuperDeluxe[六本木]

SuperDeluxe
港区西麻布3-1-25 B1F|Tel. 03-5412-0515 / Fax. 03-5412-0516|www.super-deluxe.com


Entracne: ¥2000(ドリンク代別)
Video Talk: 16:30開場/限定登録制→応募方法は下記参照
Live+DJ/bricolage: 18:35開場


阿木譲による貴重な取材映像の上映、大阪と東京の先鋭的なエレクトロニック・トラックメイカーによるライブ、阿木譲によるDJ/bricolage、3部構成によるスペシャル・ライブ企画。ロック/ポップ・ミュージックから派生した70-80年代のアヴァンギャルドな音楽と、21世紀の先鋭エレクトロニック・ミュージックが時空を超えて交差する魅惑の夜。DO BLOOM IN THE SILENCE、沈黙の中で咲け。

Part 1
Video Talk:
出演:阿木譲、室賀清徳、梅津元、秋山伸/司会
ビデオ出演アーティスト[予定]:
This Heat, B.C. Gilbert & G. Lewis, David Cunningham / Flying Lizards, Genesis P-Orridge / Psychic TV, DAF, Der Plan, Palais Schaumburg, Klaus & Thomas Dinger / La Düsseldorf, Conny Plank, Holger Czukay and more...
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Part 2
Live:
OSAKA:ARMS, ∠yuLLiPPe, Isolate Line, Madegg, VJ: paravora
TOKYO: Yui ONODERA ( Visual: Masanori YAMAGUCHI), Akihiko MATSUMOTO
*予定/出演順ではありません

Part 3
DJ/bricolage: AGI Yuzuru



Video Talkの応募に関して:
- 応募先着順でご参加いただけます(招待ではありません)。
-『4/19 RBMA presents 0g night Talk Session 参加希望』として、参加希望の方本人のお名前を明記の上、
  info@redbullmusicacademy.jpまでメールをお送りください。
-  一つのメールにつきご本人1名様のみ受け付けます。
- 携帯メールでのご応募の場合はメールアドレスinfo@redbullmusicacademy.jpの登録をお願いします。
  返信メールをお届けできない場合、無効とさせていただきます。
- 当選された方は必ずご参加いただけますようお願いします。
- その後のLive/DJイベントもそのままご参加いただけます。
- 予定人数に達し次第受付終了とさせて頂きますので何卒ご了承下さい。
  Video Talk後のLive+DJ/bricolageの予約はSuper Deluxeオフィシャルサイトより可能です。


阿木譲 / AGI Yuzuru|http://agiyuzuru.wordpress.com/
レコードプロデューサー、エディター、音楽評論家,DJ。1946年4月14日、大阪府生まれ。
1976年に『rock magazine』を創刊、1978年に自主制作レーベル〈Vanity〉を設立。尖端音楽愛好家から熱狂的な支持を獲得。 以後,『fashion』『EGO』『infra』『BIT』などの雑誌を創刊、〈neu product〉〈Personnages recordings〉〈remodel〉などのレーベルのプロデュース、〈M2〉〈cafe blue〉〈nu things〉などのクラブ/スペースのオーガナイズを行う。
2013年12月に秋山伸とアートジン『0g』を創刊。

ARMS|http://eniumic.org/
KISIMOTO KAZUHISAのソロプロジェクト。
2013年にレーベルENIUMICを立ち上げ、同年1月に1st『6M』(CD/eniumic001)をリリース、『ロックマガジン』や『EGO』などで知られる音楽評論家、阿木譲から「絶望的なまでに美しい夜のサウンドトラック」と評された。同年9月には平行プロジェクトであるATRANTIS25名義により『Po Tolo Eyes』(12inch/eniumic002)をリリースした。また、大阪阿波座のNU THINGSを拠点に、ENIUMICの公開実験と銘打った事実上のワンマンショウ『ENIUMIC TEST』をはじめとする現場活動を展開。音楽に留まらず、写真などの映像表現、デザインワークなども行う。

∠yuLLiPPe (a.k.a Yuri Urano)|http://yullippe.tumblr.com/
Singer song writer / Track maker / Comporser
1993年生まれ。日々、進化するインダストリアルなサウンンドと艶やかなボーカルを武器に、いま注目を集める新世代アーティスト。
ロックやエレクトロニカ、EBM、ノイズなど幅広いジャンルから影響を受け、独特の世界観を構築。2011年に再結成された男女ツインVOCALバンド、少年カミカゼのサポートマニュマニュピレーターとしてライブに参加。2012年∠yuLLiPPeとして本格的に活動を開始。以来、リミックスやコンポーズを手掛ける他、そのルックスと対照的な楽曲とライブパフォーマンスも好評を得ている。

Isolate Line|http://hyahar.net/?page_id=131
Sound Alchemist / Producer
奈良県出身、大阪を拠点に活動する電子音楽家。2004年より、ソロアーティスト”Isolate Line”として活動開始。
相反するエレメントの融合をコンセプトとし、システムコンクリフト、ノイズ、フィールドレコーディング等の偶然性を、生演奏・プログラミングと融合・再構築したサウンド。変則的なビートと近未来的且つ退廃的でメランコリックな世界観が特徴。物語を紡ぐような音の展開と激しいライブパフォーマンスに定評がある。2014年2月には自身が共同代表を務める新鋭レーベル"hyAhar"にて Yuki AOEとのスプリットEP"UNFORMAT VIOLA EP"をネット配信限定でリリース。

Madegg (flau / Daytripper)|http://flavors.me/kazumichikomatsu
高知県生まれ、京都在住、21才。
15歳より海の音を録音加工しノイズミュージックの制作を開始、16歳よりMadegg(マッドエッグ)として活動を始める。
これまでに1000を越える膨大な楽曲を制作し、8つのep、flau, day tripperより2つのfull albumをリリース。
国内外の主要メディアから高く評価され、SonarSound Osaka/Tokyo 2013両公演に20歳の最年少記録で出演、LFOの裏で大勢の観衆を湧かせた。さらにRyoji Ikeda “supercodex live set” World Premiere at Shibuya WWWのオープニングアクトとして弱冠21歳で異例のライブセットを披露した。グラフィックデザイン・インスタレーション・写真・文字・立体などメディアを横断した活動を行っている。現在最新作を製作中、レーベル始動準備中。B-主宰、yonigeメンバー。

paravora
広島県生まれ。
ハシモトシンゴによるソロプロジェクト。
関西を中心に様々なVJや映像演出に携わる。
枠内の表現に捕らわれない空間演出を提案する傍ら、子供向けのワークショップなどにも参加する。
2012年から劇団「維新派」の宣伝映像を制作。
大阪寺田町で行われる地域で興すフェス「atelier teradacho festival」の主催に参加するなど多岐に渡り活動を拡げる。

Yui Onodera|http://www.critical-path.info/
音楽家、サウンド・アーティスト、サウンド・スペース・デザイナー。
音楽と建築を学び、「空間/環境から捉えた音の機能と関係性」をコンセプトにCRITICAL PATHを主宰して音楽と建築を横断する従来の音楽家の枠にとらわれない様々なプロジェクトを手掛ける。
サウンド・アートの分野では鈴木昭男、LAWRENCE ENGLISH、STEPHAN MATHIEU、TAYLOR DEUPREE等の作品をリリースするアメリカのレーベル"and/OAR"より2007年のアルバム『suisei』のリリースを皮切りに国内外のレーベルから数多くの作品を発表し、英「Wire」誌や独「DE:BUG」誌、オーストラリア国営公共放送局「ABC」や伊「RAI」などの様々なメディアで紹介され国際的に高い評価を受ける。
これまでにBrandt Brauer Frick (!K7)、Cristian Vogel (Mille Plateaux)、Machinefabriek (12k)、Yves De Mey (Line)、Twigs & Yarn (flau)の来日公演や、岩手県立美術館、川越市立美術館、NTT InterCommunication Centerなど様々なシーンでライブ・パフォーマンスを展開しており、2013年にはスペイン、バルセロナのエレクトロニック・ミュージック/ビジュアル・アートのフェスティバル「störung festival」にMoritz von Oswald (Basic Channel)、Mika Vainio (raster-noton)、Pjusk (12k)、Francisco López (sub rosa)等と共に出演。アメリカ、ニューヨークのサウンド・アーティストStephen Vitiello (12k)やポルトガルのThe Beautiful Schizophonic (Crónica)、Celer (Spekk)とのコラボレーションや『Pleq/Good Night Two』(PROGRESSIVE FOrM)、『Geskia!/323 Sayonara Memories』(Home Normal)など国内外のコンピレーション、リミックス・ワークも多数手掛けている。

Akihiko Matsumoto|http://akihikomatsumoto.com/profile/
東京在住音楽家。現代音楽の作曲、音楽理論を高岡明、ジョナサン・リー、キャシー・コックスに師事。
東京藝術大学大学院先端芸術表現科を修了後、東京大学研究員を経て現在はフリーランスで音楽制作やアート作品の展示、大学や放送局等の研究機関のためのプログラム開発に従事している。モデルやシステム、アルゴリズムに着眼し、現象を抽象化しながら作品をメタデザインし、音や光などのメディアを横断しながら理論的、生成的にリアライズしていくアプローチが特徴である。

Masanori YAMAGUCHI/REELVISION|http://www.reelvision.jp
東京の映像編集スタジオからキャリアをスタートし多種多様な映像制作に携わると同時に、 VJ、グラフィックデザイン、オリジナル映像制作などのアーティスト活動も積極的に行う。 2008年、「科学技術館」のドームシアター「シンラドーム」にて、全天周3D立体視映像での音楽ライブ演出という世界初の試みを成功させる。
2009年スペインのバルセロナで開催された音楽フェスティバル『PRIMAVERA SOUND』にVJとして日本人初出演を果たし、活動の場を世界的に広げる。
同年 株式会社リールビジョン を設立、国内外の様々な映像プロジェクトにおいて活躍を続けている。
『東のエデン』TVシリーズ、劇場版オープニング映像を制作、 同主題歌 「FallingDown」を歌う英国ロックバンドoasis の日本版シングルのオリジナルミュージックビデオとCDジャケットアートワークを制作
カタール国、科学技術情報TV番組、「Stars Of Science」表彰式オープニングLIVE映像制作
『攻殻機動隊殻機動隊 S.S.S. 3D』 劇場版" 3D立体視オープニング制作BBC radio1主催音楽フェスティバル
BIG WEEKEND 2013 プロジェクションマッピングショーのオープニング映像制作。
日本ポストプロダクション協会主催『JPPA AWARDS 2007』、『CM部門ゴールド賞』、Trapcode Creative Award 2013 ayato@web 賞